2010年06月20日

4コア版Westmere-EPの消費電力検証

 ワットパフォーマンスが気になったので32nmのWestmere-EPコアを採用するXeon E5620を掴んでみました。6コアでなくて4コア版です。

Intelの32nmプロセスが気になる方も多いと思いますのでXeon(4コア版)とi7-920の消費電力を比較したデータを簡単にまとめてみました。

参考程度の内容ですm(_ _)m
 
Xeon E5620は4コアのローエンドモデルで2.4GHz(4C/8T)、L3は12MBとなっています。

マザーボードは変態X58ex3。ヒートシンクはしげる+Frioファンデュアル(回転数mid)。チップセットの電圧は全てマニュアルで固定しています。GPUはGF 8400GS 256MB、電源は同じ物(Amacrox AX1000-GLN)を使用しています。電源に関しては古い製品のため最新の80Plus認定付を使用すればもう少し低い消費電力になると思います。

CPUの@マーク付きクロックはOCかダウンクロックしています。@なしはAuto設定の定格動作です。

消費電力はアイドル時とPrime95動作時の2パターンです。


<E5620の定格動作比較>
・Xeon E5620 2.40GHz(Auto):117〜177W
・Core i7-920 @2.40GHz化(Auto):130〜203W


32nm化で13〜26Wほど消費電力が抑えられています。

Nehalem-EPのDP構成からWestmere-EPのDPに変更すると同クロックかつ4コア版での話しになりますが、26〜52Wとかなりの消費電力の差になります。


<E5620の19倍動作でHTTのon/off比較>
・Xeon E5620 @2.53GHz(HTTオン,Auto):119〜183W
・Xeon E5620 @2.53GHz(HTTオフ,Auto):119〜173W


HTTをオフにすることで10Wほど消費電力が少なくなるようです。


<E5620のライトOCで3.38GHz動作>
・Xeon E5620 @3.38GHz(1.25V):126〜213W
・Xeon E5620 @3.38GHz(1.20V):125〜203W
・Xeon E5620 @3.38GHz(1.15V):124〜199W


BCLK178MHz X19倍のライトOCの状態からVcoreを下げてみました。
短時間のテストのため安定性は不明です。1.15Vでの安定性は厳しいものがありますので消費電力は参考までに。


<E5620vsi7-920の3.8GHz動作対決>
・Xeon E5620 @3.80GHz(1.25V):132〜220W
・Core i7-920 @3.80GHz化(1.25V):158〜294W


3.80GHz動作では74Wも差が付きました。32nmプロセスの効果が現れています。


●CPUの発熱について
発熱についてはClarkdale同様にかなり低いようです。Bloomfieldより大幅に少なくなっています。

CPUのコア温度に関しては3.8GHz動作でも50〜60度の間となっていて45nmプロセスのBloomfieldの70〜80度とかなり差がでています。Westmere-EPは消費電力の数値より発熱は少ないという印象です。


●アイドル時のCPU倍率について
LGA1366系はWestmere-EPでもアイドル時のCPU倍率は12倍(133x12=1.6GHz)のままでした。LynnfieldなどのLGA1156系はアイドル時に9倍(133x9=1.2GHz)まで倍率が下がるので、クロック差に加えて電圧設定などの差から消費電力で差が開いているようです。


●感想
設定もまちまちで比較が難しいとは思いますが32nmの効果は読み取れるかと思います。

Westmere-EPは消費電力とくらべて発熱はかなり低くなっているのはさすが32nmです。3.8GHzのOC動作ではNehalem-EPに比べて圧倒的に低消費電力なのもOCerには魅力ではないかと。

4C/8T版は今のところXeonシリーズにのみ投入されているので割高感があるのとマザーボードのBIOSの対応には注意が必要ではありますが、1個単位で入手できるならLGA1366常用機での運用に最適なCPUと思います。かなりお勧めです。

個人的にはアイドル時はLynnfield並の消費電力になるかと期待していたので@20Wは低くなって欲しいと感じました。L3の容量も12MBと1.5倍に増量されているので、やはり難しいのかもしれません。

こうなるとI/O周りに改良の加わったSandyBridgeコアの4C/8Tに期待が高まります。性能より消費電力がどの程度改善できるかに期待ということで。


<2010/06/22>
・感想に追記を行いました。
・@マークが抜けているなど誤記を修正しました。
・使用した電源を型番を追記しました。
posted by Dama at 13:34| Comment(4) | TrackBack(0) | PCパーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おつかれさまです。
うちは今、200x18の3.6GHzで動かしてます。
Vcoreは1.22です。
マザーは同じくX58ex3ですが、P6X58D-Premiumだと1.21でprime8時間行けたんで少し劣ってました。
まぁ、板の値段差考えればX58EX3の優秀さが目立つ結果です凹
Posted by ひでぽ at 2010年06月20日 23:29
●ひでぽ さんへ
Pod教の教えに従って購入してみました(>_<)ゞ

3.33GHzくらいのライトOCでMainPCにまわそうかと消費電力を検証してみました。アイドル時の消費電力はLynnfieldより高いのが少し気になりますが、発熱も少なくてなかなか良いCPUですね。

X58ex3はconecoのレビューどうりの性能でほんとコストパフォーマンス高くて良い板と自分も思います。
Posted by Dama at 2010年06月21日 00:35
そうですねぇ。
アイドル時は、さすがの消費電力ですよねw
私ももう少し下がるのを期待していた口です。
しかし、3.6GHzでもベンチはかなり好結果でした。特にメモリ周り。
負荷時の消費電力優秀ですよね。
これは期待通りでした。

でも、そんなに負荷掛けるようなことしない事に気が付く梅雨本番…
Posted by ひでぽ at 2010年06月22日 01:29
●ひでぽ さんへ
Westmere-EPは負荷時の消費電力は圧倒的に少ないですよね。とくにOCしたときに差は70Wというのは感動しました。MainPCの入れ替え作業などの関係でベンチ回してないのですが、やはり優秀なんですね。L3も12MBのまま削られてないのもポイント高いですよね。

Westmere-EPというか32nmCPUはやはり良いですね・・・消費電力面でも980Xが欲しくなります(>_<)
今月中には手元に届くと言うことなので楽しみです。

ディスコンになっていたCore i7-950が再販されるようなので、さりげなく「Westmere-EPの4C/8T版だったりするというサプライズ」があると嬉しいのですけど無理ですよね(^-^;
Posted by Dama at 2010年06月22日 10:17
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